★★★★★
(星5点満点中5点)
久しぶりに真保裕一を読んだ。
内容は、
「21歳の自分が12歳の自分を振り返りながら9年前の事件の真相を調べていく」
というものなのだが、
最後が良かった。ホント最後の1ページが。
その最後の1ページのために長々と話があったかのようだった。
とにかく最後の1ページだ。
長々と最後まで読んでホントによかった。
行間に伊豆の夏と、輝く未来が見えたような気がしたし、
胸が清々しい気分になれた。
こんな最後にどんでん返しがある小説は、「塩狩峠(三浦綾子著)」以来だ。
あとがきにもあるが、著者にとっても、僕にとっても印象に残る愛着ある本となった。
ちょっとオススメの本です。
Akio