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2005年 11月 29日
発火点
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★★★★★
(星5点満点中5点)

久しぶりに真保裕一を読んだ。
内容は、
「21歳の自分が12歳の自分を振り返りながら9年前の事件の真相を調べていく」
というものなのだが、
最後が良かった。ホント最後の1ページが。
その最後の1ページのために長々と話があったかのようだった。
とにかく最後の1ページだ。
長々と最後まで読んでホントによかった。

行間に伊豆の夏と、輝く未来が見えたような気がしたし、
胸が清々しい気分になれた。

こんな最後にどんでん返しがある小説は、「塩狩峠(三浦綾子著)」以来だ。
あとがきにもあるが、著者にとっても、僕にとっても印象に残る愛着ある本となった。
ちょっとオススメの本です。

Akio

by mahalo0915 | 2005-11-29 23:36 | レビュー


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